先日読んだ雑誌『クロワッサン』で興味深い記事を見つけました。
骨のカルシウムが流出し、骨密度が低下してスカスカになった状態で
骨折しやすいのが特徴の骨粗鬆症です。
女性ホルモン量が減少する閉経後の女性に起こりやすい症状ですが、
30~40代でも骨がもろくなり骨折しやすくなるという
「もうひとつの骨粗鬆症」が注目されているそうです。
その原因は【糖化】。
骨はカルシウムの塊ではなく、鉄筋とコンクリートで作られた柱のような構造になっています。
鉄筋に当たるのがコラーゲンで、適度な弾力があるため骨を強く折れにくくしています。
けれどコラーゲンは糖化によって質が低下。
骨の構造を作っているコラーゲンも糖化して劣化するそうです。
すると、骨はもろく折れやすくなります。
これが、閉経前の女性の骨質の低下で骨折しやすさの原因です。
血糖値が高い人、メタボの人、糖尿気味の人はたんぱく質の糖化が進みやすいので
骨のコラーゲンももろくなりやすいと考えられています。
コラーゲンの糖化による骨質低下の改善・予防のためには栄養の摂り方が
大切だと溝口徹さん(新宿溝口クリニック院長)はこの記事の中で話されています。
酸化を抑制する働きがあるビタミンB6(豚肉に多く含まれている)、カルシウムの
吸収を良くするビタミンD、納豆にも含まれるビタミンKなどがオススメだそうです。
また、適度な運動も改善のためには必要とのことです。
いつまでも元気で過ごせるように、心がけたいですね。
2014年7月7日(月)