先日、「気象病」についての記事を投稿しましたが、
新聞にわかりやすい記事が掲載されていましたのでご紹介します。
正式な病名ではないが、ひどい場合は布団から起き上がれない
症状が出る人もいます。
「気象病外来」を設ける、せたがや内科・神経内科クリニックの
久出堅 司(くでけんつかさ)院長によると気象病は自律神経の不調と密接に
関係すると言うことです。
症状は多岐にわたり、乗り物酔いに近いめまいや吐き気、
頭痛を訴える人が多いが肩こりや全身のだるさ、手足のしびれ、
関節痛、うつ症状、目がかゆいなどのアレルギー症状を
訴えるケースもあるそうです。
久出堅院長が作成した気象病のチェックリストです。
①天気が変わる時に体調が悪い
②雨が降る前や、天候が変わる前に何となく予測ができる
③耳鳴りやめまいがおこりやすい
④肩こり、首こりがある。首の外傷歴がある
⑤猫背、姿勢が悪い
⑥乗り物酔いをしやすい
⑦パソコンやスマートフォンの使用時間が、1日平均4時間以上
⑧ストレッチや柔軟体操をすることが少ない
⑨歯の食いしばりや歯ぎしり、歯の治療が多い。顎関節症といわれたことがある
⑩夏冬共に、エアコンが利いている環境に居ることが多い
⑪日常的に、ストレスを感じている。特に精神的ストレス
⑫男女ともに、更年期障害ではないかと思うことがある
※①か②があるとほぼ気象病、③~⑫は3つ以上あると予備軍
(久出堅院長作成)
また、治療・改善には耳や肩の周りを動かすストレッチも有効とのことです。
気圧の変化の有無にかかわらず、隙間時間にこまめに行うことで
予防が出来るそうです。
気象病と関係が深い自律神経を整えるためには、睡眠時間を十分に取ったり、
ヨガなどで呼吸を整えたりすることも効果的。エアコンの効いた環境に
こもらずに、汗をかくことも予防に重要とのことです。
2017年6月29日(木)