そもそも、熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に、身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。
以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。
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・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気
・汗のかきかたがおかしい
・体温が高い、皮ふの異常
・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
・水分補給ができない
では、こんな症状が出てしまったら!
衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させる。
露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす。
氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やす。
出来れば熱中症にならないようにしたいものですよね。
日頃の食事でも予防や対策ができます。
熱中症対策に効果的な栄養素は、カリウム、ビタミン類、クエン酸。
カリウムは、海藻類やほうれん草などの野菜類、バナナなどの果実類、イモ類、豆類、魚、肉類に含まれており、
ナトリウムと共に細胞の浸透圧を調節する役目がある。
不足すると、食欲不振、筋力低下、低血圧、不整脈などを引き起こす可能性があるため、積極的に摂取したい。
ビタミンB1は、体内に取り込んだたんぱく質、脂質、炭水化物をエネルギー源に変えるための代謝を助ける働きがある。
糖質をエネルギーに変えるため、疲労回復にも欠かせない成分だ。豚肉、大豆、モロヘイヤ、玄米、きのこなどに含まれている。
ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞を健やかに保つ働きがある。赤・黄ピーマンなどの野菜類、
アセロラ、レモンなどの果実類に含まれる。
クエン酸は、梅干しやレモンなどの酸味があるものに含まれている。クエン酸を補うことで、疲労回復に効果的。
また、逆に飲み物の中には熱中症の症状を悪化させる可能性があるものも少なくありません。
その代表として挙げられるのが「カフェイン」。
カフェインには利尿作用があるため、体内の水分が尿として多く排出されてしまいます。
また、暑さによる発汗と相まって体内の水分が失われてしまうことも考えられるのです。
暑い時期はコーヒーや緑茶などカフェインを多く含む飲み物の摂り過ぎには十分注意!!
また、ビールが美味しい時期ですがアルコールも利尿作用があるので暑い時期は飲み過ぎに注意!!
食べ物や飲み物以外の対策があります。
当日の最高気温を知るだけでなく、その日の気温と湿度の変化を知る、室内の気温や湿度の状況を知ることも
熱中症予防に効果があります。
「いま自分のいる環境がどのような状態なのか」を知ることは、熱中症予防のたいせつなポイントです。
また、熱中症の発生には、体調が大きく影響します。
自分のいる環境を知ることとあわせて自分の体の状態を知り、体調に敏感になりましょう。
2023年5月18日(木)