今年、高校に進学するスポーツ少年の症例です。
テニスのサーブの時に打ち下ろす瞬間に肩が痛みます。
また、肘を伸ばしきった時に肘が痛みます。
肩甲骨の高さの差や骨盤のゆがみはありません。
仰向けで寝た状態では股関節のズレが見つかりました。
筋肉を痛めている事が原因の痛みではありませんでした。
肩の痛みは動作を始める時に生じる肩関節の微妙なずれが原因でした。
それを修正するとその場で痛みは消失しました。
また、肘の痛みは動作終了時の伸ばしきった時の痛みなので
上腕と前腕を交互に挟んで肘関節の調整でこれも消失しました。
最初本人はキョトンとしていましたが、
次第に「痛くない」」と満面の笑みを浮かべておました。
痛みの出る動作の繰り返しの確認と
運動前の念入りなストレッチの禁止を指示して終了としました。
典型的なテニス肘の症例でした。
2012年3月29日(木)