「歩けない程の激痛なので早く診て欲しい」
と電話が鳴ったのは朝の9時を過ぎた頃でした。
10時の営業時間からは予約が詰まっていましたので
時間外ですが施術を引き受けました。
旦那さんに付き添われての来院は
痛々しい程上半身がくの字に曲がっていました。
Yさんは15年ほど前に股関節の手術をされていて
右足は屈曲と内旋・内転ができない状態になっています。
痛みのあるのは仙骨と腰椎五番のあたりですが、
立った状態をよく見ると右足を床に着いていません。
腰が痛くて足が着けないとの事でした。
仰向け、うつ伏せは共にできます。
この時点で原因は股関節にあると推測し
ギックリ腰の治療から股関節の治療に切り替えました。
全身の筋膜を弛めた後に仙骨の調整と
股関節の調整のみを行い立ってもらいました。
まだ痛みはあるものの右足に体重をかけられるようになりました。
この後に立位での調整をすると
痛みは最初の2割り程度に!
翌日の施術時は軽快な足取りで
笑顔での来院となりました。
今回の症例は今月から導入している
パーフェクト整体の手技が功を奏しました。
微妙な手の感覚が要求される整体法ですが
痛みで苦しんでいる北九州地区の方のためにも
一日も早く完全マスターしなくてはと心に誓った症例でした。
2012年10月21日(日)