オスグッド病はオーバーユースによる成長期のスポーツ障害で正式名はオスグッド・シュラッター病といいます。
小学校高学年から中学生の来院が多いです。
今までに来院したスポーツ少年はミニバスケ、スパードッジボール、野球、サッカー、バレーボール、テニス等多岐に渡ります。
整形外科受診後に整骨・整体・カイロプラクティック等を転々としながら痛みと付き合いながらクラブ活動を続けるパターンが多いようです。
膝蓋骨の下の脛骨結節が盛上がってきて痛みを発します。 ひどい場合は熱をもって軽くトントンと叩くだけで痛がります。 正座ができないのはもちろん、階段の昇り降り、膝関節の屈伸で痛みがでます。
今まで私がみてきた多くの少年の特徴をあげてみます。
●姿勢が悪い、特に座った時に背中を丸めて座る。
●背骨もしくは骨盤のゆがみがある。
●首の生理湾曲に乏しくストレートネック気味である。
●がに股気味である(股関節に問題あり)
●全身の筋肉(特に太もも、ふくらはぎ)がかたい。
●柔軟性に欠けからだが硬い。
●菓子、資料飲料水を好み偏食気味である。
同じ運動をしてもオスグッドになる子供とそうでない子供がいるのは上記の事にも原因の一端があるのではないかと推測しています。
また、一年中休み無しのハードなクラブで、痛みが少し位あっても「根性で我慢しろ」的な指導者のもとでは、オスグッド発症の確率は高くなるでしょう。
治療を施しても痛みが取れるに時間が掛かる、もしくは再発を繰り返す事が多いのも事実です。
無知な指導者によって無限の可能性を秘めた少年の将来が閉ざせれない事を願って病みません。
①痛みの確認
・触れて痛いのか?
・膝を曲げる時に痛いか、伸ばす時に痛いか?
・走っていたいのか、歩くときも痛いのか?
②全身のゆがみのチェック
骨盤、背骨、肩甲骨、股関節、膝関節、足関節
同伴の御両親と一緒に確認していきます。
③施 術
・硬膜調整
・仙骨、骨盤矯正
・背骨の調整
・股関節、膝関節、足関節の調整
・筋膜マッサージ
④痛みの確認
施術前に確認した動作で痛みの確認をします。
必要に応じて関節調整を行います。
⑤全身のゆがみのチェック再度、同伴者と一緒に確認します。
⑥ストレッチ指導、姿勢指導
自宅で行うセルフ整体や座り方・立ち方を指導します。
食事を含めた生活全般のアドバイスをしていきます。
私自身23年間の競輪選手時代に数々の怪我や障害に苦しんできました。
慢性腰痛、度重なるギックリ腰、腰椎ヘルニヤ膝痛、頚椎ヘルニヤ、鎖骨骨折、
大腿骨骨頭剥離骨折、痛みや障害に苦しみ、整体、鍼灸、カイロプラクティック、
スポーツマッサージ、気功治療と通いました。
そんな時に痛みを軽くしてほしくて、
それこそ神様にすがる気持ちで治療に通ったのが今でも、
強烈に脳裏に焼き付いています。
一日も早く練習に復帰したい気持ちが痛いほどわかります。
今度は、私がそんな願いを叶える手助けをする番だと思っています。